単行本

【新刊】自由と恩寵 エディット・シュタイン《訳/著》荒木慎一郎

エディット・シュタインの最も素晴らしい研究の一つである『自由と恩寵』『自由と恩寵』の全体が私に訴えかけるのは、生きることが、神と人との「交わり」のプロセスに他ならないということである。人間の救いにおいて神の恩寵が人間の自由を先導する場合もあれば、人間が神を求め、神がそれに応える場合もある。神は人間の自由を「出し抜き」、神の恩寵を拒否する人の魂の中にすら、忍び込むことができる。神と人との交わりのあり方は、一つひとつがユニークである。人間の自由のわざと思われがちな信仰においても、そこで働いているのはやはり、神が私をとらえ、私が神をとらえ返す、神と人との「交わり」である。神との「交わり」を通して「三位一体の交わり」そのものの中に向かう救いの道が、本書に鮮やかに描き出されている。(自由と恩寵「訳者あとがき」より)《訳/著》荒木慎一郎(あらき・しんいちろう)1952年12月生まれ。京都市出身。東京外...
カトリックニュース

カトリック本河内教会【ルルド祭】2025年5月25日(日)開催

長崎市のカトリック本河内教会でルルド祭が5月25日(日)に開催されます。駐車場もございますが、乗り合いで来られることをお勧めいたします。司式:中野里 晃祐 師(本河内教会主任司祭)日時:5月25日(日)10時30分~ ミサ、ロザリオ場所:カトリック本河内教会 長崎市本河内2丁目2−1問合:095-824-2079
聖母の騎士

聖母の騎士 2025年6月号

月刊「聖母の騎士」はマキシミリアノ・コルベ神父が、日本の国民にキリストの福音と聖母マリアの愛を伝えるために創刊しました。その内容は、カトリックの教え入門、現代に生きるキリスト信者の横顔など、キリスト教を紹介する読み物になっています。信者の方はもちろん、キリスト教に興味、関心をお持ちの方にもお勧めいたします。 ◆聖コルベ記念館にようこそ!(ラ・サール学園「ロザリオ会」の皆さん)◆シスターのひとり言(岡 立子)◆新生会HALCの丘から(原 慶子)◆母マリアさまとともに思い巡らす(加藤 智)◆人人のあいだに・人人のなかに(太田 勝)◆依存症回復への道(渡慶次 稔)◆ラルシュかなの家「日々の生活」(大木弘之)◆聖霊の息吹に誘われて 日本全国巡礼記(渡辺 俊)◆山谷のまちからこんにちは!(平 恵子)◆小さな命を大切にするために(草場一壽)◆カトリック青年が求める今後の教会の姿と発展(山田真人)◆二つ...
聖母の騎士

聖母の騎士 あの日の1コマ Vol.48 重いのはカリスですか?

2009年から2011年までクリス神父様は東京にある関町修学院・志願院に大神学生の霊的同伴者として赴任してきました。 空いた時間にはよく腕を鍛えており、どの大神学生と比べてもずば抜けて太い腕を持っていました。しかしそんなたくましい腕を持つクリス神父様にも強敵がいました。それはミサで用いられるカリスです。ミサ準備担当の大神学生が香部屋にあるものの中で一番大きいカリスを用意すると、ミサの後に「あのカリスは重たくて腕が疲れるんですね~」と漏らすことがありました。 しかし実のところ、重いのはカリスではなく、クリス神父様のたくまして太い腕が原因ではないかと当時の大神学生たちの間でささやかれていたことは、今でもクリス神父様には内緒です。聖母の騎士 2025年6月号より掲載
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