カトリックニュース

【京都ノートルダム女子大学】春の講演会「フランクル心理学に学ぶ喪失からの再生」6月8日開催

京都ノートルダム女子大学(学長:中村久美、所在地:京都府京都市左京区)は、2025年6月8日(日)にカトリック教育センター主催「春の講演会」(無料)を開催します。 今回は「フランクル心理学に学ぶ喪失からの再生」と題し、仙台白百合女子大学学長 加藤 美紀(かとう みき)氏を講師に迎えます。同氏はシャルトル聖パウロ修道女会のシスターであり、棋士「ひふみん」こと加藤一二三氏の次女です。【開催概要】春の講演会「フランクル心理学に学ぶ喪失からの再生」◆日時:2025年 6月 8日(日)15:00~16:30(開場14:30)◆場所:京都ノートルダム女子大学 ユージニア館 3F NDホール◆講師:加藤 美紀 氏(仙台白百合女子大学学長)◆参加費:無料◆申し込み:予約不要 当日会場に直接お越しください主催:京都ノートルダム女子大学カトリック教育センター 後援:京都市 京都新聞【講師コメント】古典的名著『...
聖母の騎士

聖母の騎士 あの日の1コマ Vol.47 ゼノ修道士の新聞叙階

「アリの町に十字架ゼノ神父も一役」、昭和25年の11月のある日、朝日新聞の夕刊にこんな見出しで小さな記事が載りました。内容はごく単純なもので、東京浅草の隅田川のほとりに通称アリの町というバタヤ部落がある。そこに住んでいる人たちは一人残らずバタヤだが、アリのように団結して働いている。今度、アリの町の中央に教会を建てることになり、それを耳にしたゼノ修道士が協力を申し出て、建築材料を提供することになった、というものでした。しかしこの小さな記事が思いがけない問題を引き起こしてしまいました。 「叙階していない修道士が神父とは何事か!」、「勝手にバタヤ部落に教会を建てるとはけしからん!」このような非難が外部から起こり、上長もゼノ修道士も困ってしまいました。そこでアリの町の人たちとゼノ修道士は東京大司教区を統括する土井大司教様の所へこのことについて釈明をしに行くことになりました。 東京大司教館につくと受...
毎日の黙想

毎日の黙想2025年5月号(4月20日~5月31日)

「毎日の黙想」は米国のTHE WORD AMONG US誌を抄訳した日本語版です。毎日のミサで朗読される聖書のみ言葉のうちのひとつを解説しています。ご自分の祈りの時間に、その日の箇所を祈りとともにお読みになられてから、毎日の黙想を読まれることをお勧めいたします。米国の典礼暦に沿った内容ですので、日本の典礼暦による聖書朗読箇所と合致しない日がありますが、ご了承下さい。発行:聖母の騎士社ページ:A5判 本文64ページ備考:2025年5月号(4月20日~5月31日)価格:583円(税込)■購入ページへ ■年間購読はこちら
聖母の騎士

聖母の騎士 あの日の1コマ Vol.46 猿ば撮るサルバトール神父様

今から60年ほど前のこと、サルバトール神父様は大学の夏季休暇中に兵庫県の仁川修道院へお手伝いに行きました。そしてお手伝いの合間に大学で履修していた自然人類学のレポートのために猿の写真を撮りに宝塚ファミリーランドや箕面の猿の出る山へ行きました。ある日、サルバトール神父様宛に暑中見舞いのはがきが届きました。修道院でお手伝いをしていた長崎出身の信者さんはその宛名を見てこう思いました。確かによく「猿ば(を)撮る」神父様に違いないが、宛名にそのように書くのは失礼にあたるのではないかと。このことを周りの人に話したところ、サルバトールとは救い主という意味の修道名だったことが分かり、少し恥ずかしい思いをしたそうです。※長崎の方言で「~を」を「~ば」といいます。聖母の騎士 2025年4月号より掲載